【Chapter6(全11回)】
本来は1図面の中で異なる尺度の図面作業を行うためにシートという機能を使うのですが、この機能をレイヤ感覚(グループ分け)で使用している方が多いようです。
シートを分けて図面作業を行うことで、状況に応じて表示・非表示の切り替えができ、また指定したシートの図面を単色表示させたりして、画面上、またはプリントアウトした際に識別しやすくすることができます。
また、同レイヤに作図されている図面でもシート分けしておけば別モノとして管理することができます。例えば検討中の図面を別シートに作図しておき、単色指定で目立つようにするなど…。
下図として建築図面を取り込みますが、その図面はベースシートに取り込まれます。この状態で作業を行っても良いのですが、私は通り芯や梁などを別シートにして管理しています。
◆下図として分けるシート
・ベース(建築)
・梁
・通り芯
・図面枠
これを基準に状況に合わせシートを増やして管理します。
シート分けを行ったら個々に単色指定を行い、設備図面を作業する際に識別しやすいようにします。
★ 通り芯を別シートにして管理する理由 ★
・図面差し替え時の位置合わせに使用
建築図面の作図位置がいつも同じ座標点にあるとは限りません。
CAPE上での図面位置を固定させるために、最初に用紙に対しての図面位置を決めておきます。
新しい図面はこの基準位置で置き換えます。
・通り芯符号仮表示機能を利用する
基本図形として取り込んだ建築図にある通り芯に[バルーン付加]で符号を付け直すことによって、[通り芯符号仮表示]機能が有効になります。
最初の1回だけこの符号を付け替える作業を行えば、後は使いまわしできます。
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