部品を配置する際に指定できる「基準点」ですが、注意しておかないと思わぬミスが・・・。
例えば、感知器。部品基準ではなく、9箇所の任意の基準点から中心を選ぶと一見問題が無いように見えますが、基準位置がずれて配置されます。
(寸法線を記入すると、部品基準からの距離が計測される)
図面内から指定した用途の部材だけを選択するには[用途選択]コマンドを利用します。
選択したいダクト、または配管用途にチェックを付け、[OK]ボタンをクリック。後は図面内の選択範囲を指定すると、指定した用途の部材だけが選択されます。
[ルーティング]コマンドを実行し、機器・器具を選択すると決められた位置(接続口)からダクトや配管がルーティング開始されます。
決められた位置(接続口)以外の任意の場所からルーティングを開始したい場合には、[Shift]キーを押しながら開始位置をクリックします。
図の一部が画面上での表示でも欠け、また印刷もされない場合には、その図が微小図形である可能性があります。
初期設定では微小図形を表示・印刷しない設定になっているので設定を切り替えましょう。
[寄寸法]-[指定点]コマンドで記入した寸法線は、関連する部材が削除されると連動して寸法線も消えるようになっています。
部材を消しても寸法線が連動して消えてくれない場合には[寄寸法]-[設定]コマンドを実行し、現在の設定を確認します。
寄寸法設定ダイアログにある「寸法線を削除」のチェックボックスからチェックが外れていると連動しませんので、必要であればチェックを付けておきます。
斜めに傾いた建築図を下地にして作業する際に、基準角度を回転させて作業を行うことができます。
[基準角設定]コマンドを実行し、傾いた線分を選択します。
カーソルが選択した線と同じ角度に回転されます。
※元に戻す際には、[基準角設定]コマンドを実行し、テンキーより 0 と入力し[Enter]キーを押します。
印刷時にだけ用紙の済みに「印刷日時」や「図面名称」を記入させることができます。
日付や図面名称が記入されていると、図面管理が容易になります。
[印刷]コマンドを実行し、印刷ダイアログを開きます。
[ヘッダ・フッタ設定]ボタンをクリックし、ヘッダ・フッタ設定ダイアログを開きます。
記入したい項目にチェック(※)を付け[OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じ、印刷を実行します。
※ヘッダ…用紙の上部、フッタ…用紙の下部
他CADで作成した図面をCADWe'll CAPEで読み込む際に、図面変換テーブルで指定していない線種は、拡張線種(257番以降)として読み込まれます。
AutoCADとの互換を例として挙げます。
AutoCAD上で「CENTER」という一点鎖線の線種に対し、線種尺度を与えます。
・オブジェクトAに対し、線種:CENTER 線種尺度:1.0
・オブジェクトBに対し、線種:CENTER 線種尺度:0.1
当然、図面上での表示ピッチはオブジェクトAに対し、オブジェクトBは細かな一点鎖線になっています。
この図面をCADWe'll CAPEで読み込むと「線種尺度が1.0のCENTER」と「線種尺度が0.1のCENTER」は“別もの”として読み込みます。
あるDWG図面をCADWe'll CAPEで読み込もうとすると多大な時間がかかる、もしくはフリーズしてしまう
AutoCAD上で“線種尺度があまりにも細かな数値が指定”されていると、CADWe'll CAPEでの読み込みに多大な時間がかかることがあります。
これは拡張線種として読み込むための内部処理に時間がかかるためと思われます。
スムーズに変換を行うためには以下のようなことが必要です。
・AutoCAD側で線種尺度を適切な値に変更
・図面変換テーブルで、拡張線種として取り込まれないよう置き換え線種を指定
CADWe'll CAPEはAutoCAD図面(dwg)を参照貼り付けすることができます。
CADWe'll CAPE2007は「2007形式のDWG図面」まで読み込めますが、CADWe'll CAPE2004では「2004形式のDWG図面」までしか開くことができません。
CADWe'll CAPE2004(またはそれよりも古いバージョン)で図面を開く際に、その図面に2007形式のDWG図面が参照されていたりすると「○○シート-リンク元図面の読み込み中にエラーが発生しました。○○は使用中の可能性があります。処理を中断します。」というメッセージが表示され、図面を開くことができません。
このメッセージが表示されたら、参照しているDWG図面のファイルバージョンを確認し、未対応バージョンで保存されていたらバージョンダウンしてください。
Excelで作成した表をCAD図として取り込むには[Excel読込]コマンドから行いますが、処理速度を速くしたい場合には「処理対象を限定して高速化する」にチェックを付けます。
こちらの機能を有効にすると、以下の項目が省略されます。
- 省略される項目
- フォントの太字、斜体、下線、文字飾り(取り消し線・上付き・下付き)
- ふりがな
- 斜めの罫線
- セルの背景の色
画面上に確認程度に置いておきたい要素は「補助図形線」、または「補助図形」として設定しておくと便利です。
線種の種類にある「補助図形線」は、印刷時に反映されない特殊なプロパティになります。
また、属性変更時に補助種の項目で「補助図形」を設定しても印刷時に反映されません。